
相談相手はAIに!?知識共有の新しい形! Google「 NotebookLM」ウェブアクセシビリティの専門家を作ってみた。

新城 巨望
#マーケティング
#生成AI
#ウェブアクセシビリティ
社内で特定の領域に詳しい人がいると、仕事で困ったときに相談できて心強いですよね。
しかし、相談される側の負担を考えたことはあるでしょうか?
「いつも同じことを聞かれる」
「違う人から同じ内容の質問がくる」
こうした状況は多くの企業で見られるかもしれません。
調べれば分かることでも、
相談しやすい相手がいると「聞いたほうが早い」と頼ってしまいがちです。
また、自身で調べた事であっても自信が持てず・・・
「社内の専門家に念のため相談する」ケースも多いかもしれません。
相談する側にとっては「聞いたほうが早い」効率的と思っているかもしれませんが、
リモートワーク中はちょっとした質問でも、
わざわざオンラインMTGをセッティングするなど
タイパ悪くなっていませんか?
このような相談の非効率さを解決する手段として、生成AIの活用に注目してみました。
生成AIが相談相手になる時代
例えば、Google 「NotebookLM」のようなツールを活用し、
社内のナレッジやブログをAIの学習データとして利用することで、
AIが適切な回答を提供することが可能になります。
これにより
- よくある質問の自動回答:何度も聞かれる基本的な質問にはAIが対応。
- ナレッジの蓄積と活用:ブログや社内の情報をAIに学習させ、必要な情報を即座に取得。
- 相談内容の整理:相談前にAIを活用することで、より具体的な質問ができるようになる。
この仕組みを導入することで、
✅ 相談される側の負担が軽減
✅ 相談する側も高品質な回答を迅速に得られる
✅ 社内の知識が蓄積され、組織全体の生産性が向上
といったメリットが生まれます。

自社で運用しているウェブサイトのレポートなども
学習データとして活用することで、ウェブサイトの過去の分析についての質問には
すでに「生成AIが答える環境が整ってきています。」
これは、私と同じマーケティング担当者には大きなメリットとなってくるでしょう。
試しに、ウェブアクセシビリティの専門家を
Google 「NotebookLM」で作ってみる
デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブック
https://www.digital.go.jp/resources/introduction-to-web-accessibility-guidebook
社内でウェブアクセシビリティに準拠したサイト設計の指針としている
デジタル庁が公開しているガイドブックです。
社内にもウェブアクセシビリティ専門家は存在していますが、
人間の専門家に「聞いたほうが早い」ではタイパが悪いです。
また、ウェブアクセシビリティ知識のない状態で
ウェブアクセシビリティについて調べる作業も骨がおれる作業となり非効率です。
今回、デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックを
ソース(情報元)として活用「NotebookLM」で相談先となるウェブアクセシビリティ専門家を作っていきます。
メインのソースはこちら
PDF以外の資料もソースとして使っていきます。
※Excel形式は、タブ形式に変換してアップロードしてください。
- JIS X 8341-3:2016 早見表(Excel / 27KB)
- 「目が見えなくても手続ができる社会をつくる」ウェブアクセシビリティを改善する方法(YouTube)

デジタル庁のページの下記にある資料を「NotebookLM」にソースとして取り込むことで
デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックの専門家が
「NotebookLM」に誕生します。

誕生した専門家にはいつでも気軽に
タイパよく質問ができます。
しかも、デジタル庁推奨のウェブアクセシビリティについてとっても詳しいです。
その他、コーディングガイドラインや、社内の専門家のナレッジもソースとして
追加すれば、社内の専門家を超える相談相手になるかもしれません。
まだまだ「NotebookLM」は使いはじめたばかりですので、
これから色々試していきたいと考えています。

今回、ウェブアクセシビリティとは別にもうひとつ
先日公開されたばかりのGoogle の検索品質評価者向けガイドライン
25年版「Search Quality Rater Guidelines」
それに対しての解説動画(YouTube)などを、ソースにしたSEOの相談先もつくりました
英語の難しい最新資料も翻訳してくれるので情報を高速にインプットでき
学習にも活用できます。

ナレッジを「データ資産」として活用する時代へ
これまで、ブログやナレッジの作成は「情報発信」が主な目的でした。
しかし、生成AIを活用することで、これらの情報は「データ資産」として
新たな価値を持つようになります。
社内の専門家が、書いた記事やドキュメントが、
AIの学習データとなり、より最適な相談相手として機能するAIを生み出す。この変化により、
- 知識を共有するだけでなく、再利用されるデータ資産として活かせる
- 情報発信が「組織の知的資産の強化」に直結する
- 知識の蓄積が、個人の負担を減らしつつ、社内全体の成長を加速させる
といった新しい価値が生まれます。
これからの知識共有のあり方
生成AIを活用したナレッジ共有は、企業の知的資産を最大限に活用するための強力な手段となります。
社内でAIを導入する第一歩として、
- 社内ブログやナレッジデータを整備する
- 生成AIに学習させ、質問対応できる環境を作る
- AIと人間が共存しながら知識を進化させる仕組みを設計する

といった取り組みが考えられます。
「聞く・聞かれる」の関係を変え、タイパのよい知識共有を実現するために、
あなたの会社でも生成AIを活用してみてはいかがでしょうか?
有名な経営者も活用している「NotebookLM」というニュースで嬉しくなった。
DeNA南場会長は、生成AIツールをこう使う「Perplexity」「NotebookLM」「o1」など活用
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CX推進室 マーケティングディレクター
新城 巨望
BtoBマーケティング、MA、Tableau、GA4、RPAなどバックオフィス業務のDX支援も担当 レベニューオペレーション(RevOps)の実現を目指しています。

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